根治的治療法は、手術療法と放射線療法が主に行われ、進行がんに対しては化学療法が併用されます。
●手術療法
子宮頸部円錐切除術、単純子宮全摘出術、準広汎子宮全摘出術(単純子宮全摘出術と広汎子宮全摘出術との中間的な術式)、広汎子宮全摘出術、超広汎子宮摘出術(骨盤壁付着部を含めて基靱帯をその根部から摘出する術式)、骨盤除臓術(女性内性器とともに膀胱、直腸など骨盤内臓器を摘出する術式)があります。
●図:子宮頸部円錐切除の適応と切除部位

●放射線療法
外部から放射線を照射する外部照射(体外照射)と、子宮のなかに器具を挿入してリモートコントロールで直接頸部に放射線を照射する子宮腔内照射が行われます。原則として外部照射と子宮腔内照射を併用します。
●化学療法
子宮頸がんの化学療法には、手術療法や放射線療法に先行して、腫瘍の縮小を目的に行う術前化学療法(NAC:neoadjuvant chemotherapy)と、放射線療法と同時に行う同時化学放射線療法(CCRT:concurrent chemoradiotherapy)があります。CCRTは、抗がん剤による放射線の増感剤としての治療効果と、放射線照射部位以外の転移病巣に対する治療効果を目的に施行されます。NACの有用性については目下のところ確立されていません。
0期では100%治癒が可能です。
初期のがんほど治療成績がよく、5年生存率は0期でほぼ100%、I期でも約70~87%程度です。したがって、子宮頸がんは初期に治療すればほぼ治癒するがんといえます。
●表:子宮頸がんの治療成績(生存率)

がん研究振興財団、がんの統計編集委員会編:がんの統計05.2005(一部改変)
参考資料
- 医療情報科学研究所 編:病気がみえる vol.9 婦人科(メディックメディア,2007)

















